明治6年(1873年)
地域の歴史とともに味わう本格的な手打ち蕎麦
武蔵五日市線の終点、武蔵五日市駅を降りるとのどかな風景が広がります。駅前を東西に走る檜原街道沿いに立つ「寿美屋」と「寿庵 忠左衛門」。白壁にどっしりとした木材を組み合わせた田舎家風の門構えです。
江戸の昔から番屋を兼ね、この地で炭問屋を商っていた当家が、清流秋川の水を利用して製麺業を始めた「寿美屋」。その食事処として営業しているのが「寿庵 忠左衛門」です。店名のルーツとなった忠左衛門は、製麺業の傍ら、政治家として地域の発展に尽くし「五日市の父」と謳われた人物でもありました。
直売店では「寿美屋」の伝統ある乾麺を中心としたお土産を扱っています。
それぞれの麺に適した湿度、季節によって変化する乾燥時間を、乾麺技能士である当主自らが日々厳しくチェックしています。厳選された粉と塩、地元の清流秋川の水。添加物は一切使わず、最小限の素材のみを使った麺は粉の味を感じられる正直な味と評判です。「麺ならば何でも一流の味に仕上げる」という150年の伝統のプライドが感じられる品揃えも圧巻です。1番歴史の古い「寒そうめん」をはじめ、うどん、蕎麦、ラーメンまでおよそ30種類ほど。昔なが
らの「五日市うどん」のほか、江戸東京伝統野菜の「のらぼう菜」を練り込んだうどんなど、地域の新しい名物も生み出し、ふるさと納税の返礼品にも採用されています。
併設された食事処は、古民家の木材を再利用したくつろぎの空間。こちらで供される蕎麦・うどんを目当てにここまで足を運ぶお客様も多いそう。
かつて一茶庵流を修めた先代女将の教えを守る手打ち蕎麦は通もうなる逸品。開店以来注ぎ足して作り続けている秘伝のかえしと枕崎産の一等物のカツオブシ・羅臼昆布で作る出汁を合わせたつゆが蕎麦の香りを一層引き立てます。蕎麦はオーソドックスな「おせいろ」挽きぐるみ中太打ちの「田舎そば」、蕎麦の芯の部分を使った「しらゆき」の三種。爽やかな喉越しと鼻を抜ける芳しい香りは、蕎麦好きならば一度訪れる価値があります。蕎麦にあわせるお酒も
地元の野崎酒造の「喜正」を揃えており「この地を味わってほしい」というおもてなしの心が伝わってきます。
沿革

享保年間より番所を兼ねながら炭屋を営んでいた当家では、炭との物々交換で集まった小麦を使って江戸末期よりそうめん作りを始めました。明治6年に忠左衛門が寿美屋の看板を掲げて近代的機械式製麺をはじめ、蕎麦やうどんも手がけるように。手打ち蕎麦「一茶庵流」を修めた先代女将の代からは、手打ち蕎麦にこだわった「寿庵 忠左衛門」も始め、麺作りのこだわりを今に伝えています。
五日市地域を丸ごと味わって欲しい

岸忠史さん
寿美屋 4代目
基本を守ること、手を抜かないこと、素材を大事にすること。麺はシンプルゆえ、ひたすら真面目に作り続けてまいりました。安心して口にできる昔ながらのうまい麺を楽しんでいただきたいですね。
注目のこの逸品

乾麺 五日市うどん
270円
商標登録もされている「五日市うどん」は寿美屋の代表商品でもあり、地域の名物でもありま
す。絶妙の塩味を効かせ、低温長時間乾燥で仕上げたコシの強いつるつるとした舌触りが特徴
です

手打ち蕎麦「おせいろ」
900円
寿庵 忠左衛門で1番人気の「おせいろ」。初めて訪れたなら、まずは基本の手打ち蕎麦のこち
らがおすすめ。「田舎そば」「しらゆき」と食べ比べる人も多いそう

乾麺 のらぼううどん
370円
地域の名産でもある江戸東京野菜の「のらぼう菜」を練り込んだ比較的新しいうどん。野菜自
体がクセのない味で、茹で上げると翡翠麺のような淡い緑色が美しく、目にも美味と評判です
スポット概要
| 住所 | 東京都あきる野市五日市64 |
|---|---|
| 電話 | 042-596-0018 寿庵直通 042-595-2438 |
| 営業時間 | 売店 9:30~18:00 寿庵 平日11:00〜14:00(ラストオーダー) 土日祝11:00~15:00(ラストオーダー) |
| 定休日 | 水曜(祝祭日は営業) |
| 支払い方法 | 現金 クレジットカード(AMERICAN EXPRESS、VISA、JCB、Diner’s Club、Mastercard) |
| 外部リンク | 公式ホームページ |







