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竹とすだれ西河|創業1831年、京すだれと京竹工芸を七代目が語る【動画】

京都の夏をしのぐ道具として、簾(すだれ)があります。竹とすだれ西河(にしかわ)は天保2年(1831年)、葭(よし)すだれを商う店として京都に創業した老舗。宮中や武家屋敷でしか使えなかった御簾(みす)を、町家の座敷で使える「お座敷すだれ」に組み替えたのは二代目でした。さらに、ざるのような日用品が中心だった京都の竹細工に茶道・華道の美意識を持ち込み、いまの京竹工芸の形をつくっています。七代目当主が、約200年続く簾と竹の仕事を語ります。

京・ぎをん 竹とすだれ 西河 7代目 当主 西河雄一氏(CICライブ/京都スタジオ)/再生時間:45分55秒/公開:2021年4月13日

動画の見どころ

この回は章立て(チャプター)が設定されていないため、話題の並びを目次の形に整理しました。

  • 葭すだれ商としての創業と、御簾を一般に開いた二代目の発想
  • 「お座敷すだれ」が京の町家に広まるまで
  • ざるの竹細工から茶道・華道の道具へ——京竹工芸の成り立ち
  • 国産素材にこだわる理由と、職人がひとつずつ編む工程
  • 簾が節電・暑さ対策の道具として再評価されていること
  • 七代目として、残すものと新しく試すもの

竹とすだれ西河の創業は何年か

創業は天保2年(1831年)です。初代は近江屋源兵衛。葭(よし)すだれを商う店として京都で始まりました(西河公式サイト「西河の強み」、agataJapan老舗ページ・2026年10月8日確認)。2026年で195年目にあたり、公式サイトも「約200年の伝統と技」と記しています。

社名は西河株式会社。屋号として「竹とすだれ西河」「京すだれ 西河」を用い、動画では「京・ぎをん 竹とすだれ 西河」と紹介されています。公式サイトは当主・代表者の氏名を公開していません。動画のタイトルと概要欄では七代目当主・西河雄一氏とされており、老舗通販.netの商品ページにも「現在、七代目がその伝統を大切に受け継ぎ」とあります(2026年10月8日確認)。本記事は動画の表記に合わせています。

二代目は、御簾を町家に開いた

西河の歴史でいちばん大きな転換は、二代目の仕事です。

御簾はもともと、扉や窓といった建具がない時代の間仕切りでした。神と人の世界を隔てる結界の役割も持ち、いまも主に神社や寺院で見られます。魔よけの意味で黄色く染めた竹を赤い絹糸で編む技が、平安時代の形のまま受け継がれています(京都府「府民だより」2024年5月号・2026年10月8日確認)。つまり御簾は、宮中や武家、社寺のための道具だったわけです。

二代目はこれをヒントに、町家の座敷で使える「お座敷すだれ」を考案し、普及させました(西河公式サイト、老舗通販.net・2026年10月8日確認)。格式の道具を、暮らしの道具に翻訳したことになります。

同じ二代目は、竹細工の世界でも同じことをしています。京都の竹細工はざるなど日用品が主でしたが、そこに茶道・華道の文化を取り入れ、花入や茶道具としての竹工芸をつくりました。これが現在の京竹工芸の基礎になったと説明されています(agataJapan老舗ページ、京都グラフィック・2026年10月8日確認)。

京都が竹の名産地である理由

京都府は、竹の生育に適した土地として「山に囲まれた盆地で寒暖の差が大きく、土壌も肥沃」と説明しています。とくに嵯峨野の竹は名高いとされます。竹は原始時代から使われ、正倉院には竹製の楽器や箱が現存。平安時代には建材としても広く使われ、鎌倉末期から室町にかけて茶道具の必須素材になりました。江戸初期には竹細工や柄杓の職人が将軍家の御用をつとめるほどになり、江戸中期には大竹を輪切りにして花器や柄杓を作る職人が二条・四条あたりに多く住んだといいます(京都府「京銘竹」・2026年10月8日確認)。

「京銘竹」「京竹工芸」はいずれも京都府の京もの指定工芸品に入っています(京都府・2026年10月8日確認)。西河の仕事は、この土地の素材と技術の上に立っています。

名物と、いま売れている理由

看板はお座敷すだれです。老舗通販.netでは鳳凰お座敷すだれ(巾88cm×長さ約172cm)132,000円、御幸お座敷すだれ(同寸)88,000円などを扱っています。竹工芸では白竹千本格子電気スタンド(LED)49,500円、竹うろこ編バッグ 一本手30,800円、白竹無双篭24,200円などがあり、靴ベラ立8,250円、コーヒースプーン1,540円といった小物も並びます(老舗通販.net・2026年10月8日確認/価格は変動することがあります)。

外掛け用のサツマすだれ(半・巾95cm×長さ約80cm)は11,000円。簾を吊って直射日光を遮ると室温が下がるため、節電と熱中症予防の道具として見直されています。換気で窓を開けるときの目隠しにもなります(agataJapan老舗ページ・2026年10月8日確認)。約200年前の道具が、エアコンの時代にもう一度役に立っているわけです。

西河は百貨店の催事にも定期的に出展しています。2026年秋は東西名匠老舗の会(高島屋大阪店)、京の老舗名品展(いよてつ高島屋、JR名古屋タカシマヤ)、京の名舗展(横浜高島屋)、京名物 洛趣展(日本橋三越)、洛趣会展(六角堂頂法寺・池坊会館)に出展予定が公式サイトで案内されていました(2026年6月5日付・2026年10月8日確認)。京都まで行けない方は、こうした催事が実物を見る機会になります。

店を訪ねる

  • 会社名:西河株式会社
  • 本店所在地:〒605-0875 京都府京都市東山区東山五条下ル鐘鋳町419
  • 電話:075-561-1269(FAX 075-541-0084)
  • 営業時間:10:00〜17:00
  • 定休日:3月〜11月は定休日なし/12月〜2月は第2・第4水曜日
  • 公式サイト:竹とすだれ西河
  • 老舗通販.net:西河の品を見る
  • agataJapanの老舗ページ:竹とすだれ 西河

※営業情報は西河公式サイトの「会社案内」によります(2026年10月8日確認)。2015年・2023年時点の外部資料は所在地を「東山区祇園町南側542」としており、現在の公式サイトの記載と異なります。電話番号は一致しているため同一の事業者ですが、公式サイトに移転の告知が見つからず、移転の時期と経緯は確認できませんでした(当サイトの老舗ページは公式サイトの記載に合わせて更新しました・2026年10月8日)。お訪ねになる前に店舗へご確認ください。

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