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銀座松崎煎餅|創業1804年、瓦煎餅と三味胴を八代目が語る【動画】

銀座・歌舞伎座のすぐ近く、松の紋を染め抜いた濃紫の大暖簾が遠くからも目をひく店があります。「MATSUZAKI SHOTEN(銀座 松崎煎餅 本店)」。創業は文化元年(1804年)、看板商品は小麦を原料とした瓦煎餅です。220年以上、煎餅ひとすじで続いてきました。

YouTubeチャンネル「日本の老舗」のシリーズ「五つの奥義」には、この店を10分でまとめた回があります。カカオを使った瓦煎餅や、白玉やあんこをトッピングした瓦煎餅など、斬新な商品を生み出し続ける店の根底にあるのは「一番おいしい煎餅でありたい」という思い。ナレーションはセイン・カミュさんです。

動画の見どころ

再生時間は10分00秒。概要欄に章立てのタイムスタンプは付いていないため、以下は語られている論点をまとめたものです。

  • 「一番おいしい煎餅とは何か」という問いに、店がどう答えているか
  • 1枚ずつ手仕事で絵柄を入れる瓦煎餅「三味胴」のつくり方
  • 気候にあわせて生地の調子を見ながら焼き上げる、職人の見きわめ
  • カカオの煎餅など、200年以上の技術の上に新しい商品を重ねる考え方
  • 油脂を使わない瓦煎餅だからこそ素材の味がはっきり出るという、製法の必然

松崎煎餅とは — 創業は何年で、どこで始まったのか

文化元年(1804年)、芝魚籃坂(しばぎょらんざか・現在の港区三田あたり)で創業しました。銀座に店を移したのは慶応元年(1865年)、3代目の時代です。銀座が煉瓦街として整備されるのは明治5年(1872年)以降ですから、松崎煎餅はそれ以前からこの街にいたことになります。

創業以来の看板商品は、小麦を原料とした瓦煎餅。大正頃からは、もち米を原料としたあられ、うるち米を原料とした煎餅も扱うようになりました。動画に登場する8代目ご当主・松崎宗平さんは、前職で映像やデザインに携わってきた人で、アーティストとコラボレーションしたポップなシリーズなど新しいバリエーションを企画しています。

沿革には苦難も刻まれています。明治初頭の大火、関東大震災、第二次世界大戦時と、3度にわたって店が全焼。戦時中には政府の金属類回収令(昭和16年公布)に従って、商売の命とも言える煎餅の焼き型を供出しました。絵柄を焼きつける型を手放すというのは、煎餅屋にとって技そのものを差し出すに近い出来事です。それでも銀座の地で暖簾は守られました。詳しい記録はagataJapan.tokyoのMATSUZAKI SHOTEN(銀座 松崎煎餅 本店)のページにあります。

瓦煎餅とは何か — 米ではなく小麦の煎餅

「煎餅」とひとくちに言っても、原料は大きく二系統に分かれます。ひとつは米系。うるち米を使う塩煎餅や醤油煎餅、もち米を使うあられやおかきがこちらです。もうひとつが小麦系で、小麦粉に砂糖と卵を混ぜた生地を焼く瓦煎餅はこの系統にあたります。関東の煎餅と聞いて醤油味の米菓を思い浮かべる方には、瓦煎餅はむしろ焼き菓子に近い味わいに感じられるでしょう。

瓦煎餅という名は、屋根瓦のようにゆるく反った形に由来します。油脂を使わないため、小麦と卵、みりんの甘さがそのまま出る。だからこそ生地の均一さが品格を左右します。気候にあわせて生地の調子を見ながら焼き上げるという職人の仕事は、断面の美しさにまで表れます。

同じ東京の菓子でも、素材が変われば技も変わります。米とあめの常盤堂雷おこし本舗(浅草)、飴と金鍔の榮太樓總本鋪(日本橋)、同じ銀座であんこの萬年堂本店。あわせて読むと、江戸東京の菓子の幅が見えてきます。

名物 — 三味胴、黒格子、松崎ろうる

一番人気は「大江戸松崎 三味胴」。三味線の胴になぞらえた名前の瓦煎餅で、焼印や、色にこだわって着色した砂糖蜜で描く絵柄は1枚ずつ手仕事で仕上げられます。波に千鳥、柳にツバメ、雪持ち笹といった江戸前の粋な柄から、キューピッドや白鳥、季節の花といったかわいらしいモチーフまで。訪れるたびに新しい1枚と出会えます。1枚162円〜。結婚式の引き出物や会社の周年記念品として、オリジナル柄も100枚から注文できます。

  • 大江戸松崎 三味胴 1枚162円〜 — 焼印と砂糖蜜で花鳥風月を表現した柄つきの瓦煎餅
  • 大江戸松崎 黒格子 540円 — 「ダンデライオンチョコレート」のチョコレート入り生地に細かなカカオニブを混ぜて焼き上げた瓦煎餅
  • 松崎ろうる イートイン385円 / 持ち帰り378円 — 専用配合で焼いた瓦煎餅に「ぎんざ空也 空いろ」の餡とクリームを挟んだ本店限定のスイーツ

本店にはイートイン用の大テーブルがあり、店内のコーヒーや焙じ茶とあわせて楽しめます。テーブルのそばでは、松崎商店の歴史を見つめてきた振り子時計が今も時を刻んでいます。「この街に住んでいる人や働く人が日常的に寄ってくれるような、暮らしに溶け込むサードプレイスでありたい」という8代目の言葉が、この空間の設計意図です。

買う・訪ねる

  • 店舗:MATSUZAKI SHOTEN(銀座 松崎煎餅 本店) — 東京都中央区銀座4-13-8
  • 電話:03-6264-6703 / ご注文ダイヤル:03-5628-1771
  • 営業時間:10:00〜19:00 / 定休日:なし
  • 支払い方法:現金・クレジットカード・電子マネー
  • 公式サイト:銀座 松崎煎餅(オンラインでの取り寄せもできます)

営業情報は2026年10月3日に、agataJapan.tokyoの老舗ページと公式サイトで確認したものです。創業年は公式サイトの「創業文化元(1804)年」の記載と一致しています。変更される場合がありますので、ご利用の際は店舗にご確認ください。なお老舗通販.netには銀座松崎煎餅のコレクションページはありません。

老舗フェスティバル2026について

agataJapanが企画・制作する「老舗フェスティバル2026 by agataJapan」は、2026年10月3日(土)10:00〜18:00、東京・日本橋の福徳の森と仲通り周辺(東京都中央区日本橋室町2-5-10)で開催されました。全国の老舗が集まる老舗マルシェ、奉納能、老舗サミットなどを通じて、3代100年以上続く老舗の品と技に触れられる一日です。

100年続く老舗の品を、お取り寄せで

「老舗通販.net」は、3代100年以上続く老舗だけが参加する通販サイトです。2010年の開設以来、全国の老舗の品を扱ってきました。遠方でお店に足を運べない方も、ここから取り寄せられます。

老舗通販.net で老舗の品を探す

動画チャンネル「日本の老舗」について

この動画は、YouTubeチャンネル「日本の老舗」のシリーズ「【五つの奥義】」の一本です。日本には100年以上続く老舗が3万3,000以上あるといわれます。そのご当主に、老舗を老舗たらしめる五つの奥義を語ってもらうシリーズで、ナレーションはセイン・カミュさんが務めています。

よくある質問

銀座松崎煎餅の創業は何年ですか

文化元年(1804年)です。芝魚籃坂(現在の港区三田あたり)で創業し、慶応元年(1865年)、3代目の時代に銀座へ店を移しました。

瓦煎餅はどんな煎餅ですか

小麦粉に砂糖と卵を混ぜた生地を焼く、小麦系の煎餅です。うるち米やもち米を使う米系の煎餅とは系統が異なり、油脂を使わないため素材の味がはっきり出ます。名前は屋根瓦のようにゆるく反った形に由来します。

一番人気の商品は何ですか

三味線の胴になぞらえた瓦煎餅「大江戸松崎 三味胴」です。1枚162円〜で、焼印と着色した砂糖蜜で描く絵柄は1枚ずつ手仕事で仕上げられます。オリジナル柄も100枚から注文できます。

この記事は、YouTubeチャンネル「日本の老舗」の動画をもとに、動画で見る日本の老舗シリーズとして構成しました。東京都の老舗もあわせてご覧ください。

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