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榮太樓總本鋪|創業1818年、日本橋の飴と金鍔を守る技【動画】

日本橋の交差点に面して建つ榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)は、文政元年(1818年)創業の江戸の菓子舗です。名代の金鍔、三角形の梅ぼ志飴、そして餡——200年余り受け継がれてきた技術を守りながら、チューブ入りの餡や板状の飴など、新しい形も次々に生み出しています。動画「五つの奥義」で語られるのは、あんこと飴の、驚くほど細かな仕事の話です。

動画①の見どころ(タイムスタンプ)

全編10分59秒。五つの奥義は次の順で登場します。

  • 02:35 奥義一、渋抜きは2回——小豆の渋を抜く回数まで決まっている。餡の味の出発点です。
  • 03:23 奥義二、皮は透けるほど薄く——中の餡が透けるほど薄く焼く、金鍔の皮の話。
  • 05:16 奥義三、直火焚きで一気に——火加減と時間の勝負。
  • 07:30 奥義四、素材を生かす——果物の扱い方、素材そのものの味をどう残すか。
  • 08:30 奥義五、技術を次世代に生かす——守った技術を、新しい商品にどう転用するか。

動画② 【江戸東京ブランド巡り 第4回】江戸菓子の特徴と、楽しみ方

【江戸東京ブランド巡りー江戸のスゴ技、うまいもの教えます】第4回 榮太樓總本鋪 八代目 細田眞/再生時間:29分55秒/公開:2022年3月15日

この動画は、一般社団法人江戸東京ブランド協会が主催し、東京都が後援、スターマーク株式会社が企画したシリーズ「江戸東京ブランド巡り——江戸のスゴ技、うまいもの教えます」の一本です(日本橋のコミュニティ「日本橋LOOP」のアクティビティとしてオンラインで配信されました)。江戸開府から400年以上の歴史を持つ「江戸東京」には、歴史に裏打ちされた工芸や匠の技、食文化が数多くありますが、後継者不足や発信力不足から衰退が危惧されています。100年後の未来を見据えて設立された江戸東京ブランド協会の「老舗の旦那衆」が、知られていないすごい技と、知って嬉しいうまいものを自ら語るという企画です。

シリーズの第4回は、榮太樓總本鋪の八代目・細田眞さん。江戸の菓子とは何が違うのか、どうつくるのか、どう楽しむのか——「江戸菓子」そのものを主題にした回です。

この回も章立て(チャプター)が設定されていないため、概要欄の案内にそって話題を整理しました。

  • 江戸菓子の特徴——上方の菓子と何が違うのか
  • 製法——日本橋の菓子舗が受け継いできた手順
  • お菓子の楽しみ方——いつ、どう食べるか

榮太樓總本鋪の創業は何年か

創業は文政元年(1818年)。細田徳兵衛が武蔵国飯能(現在の埼玉県飯能市)から江戸に出て、九段坂に「井筒屋」を構えたのが始まりです。その後、安政4年(1857年)に3代目・細田安兵衛が日本橋西河岸町に独立店舗を構え、屋号を「榮太樓」に改めました。(出典:榮太樓總本鋪公式サイト 沿革/2026年9月24日確認)

「榮太樓」という屋号はどこから来たのか

3代目・細田安兵衛の幼名「栄太郎」に由来します。創業者の孫にあたる人物が、自らの幼名をそのまま店の名にした——という珍しい成り立ちです。現在の代表取締役社長は細田将己さん。日本橋本店の住所は東京都中央区日本橋1-2-8です。(出典:同上)

名物は何か——金鍔と梅ぼ志飴

金鍔(きんつば)は、栄太郎が屋台で焼いた商品が始まりです。「大きくて甘くて美味しい」と魚河岸の商人たちに評判を呼び、江戸中に広まりました。動画の奥義二「皮は透けるほど薄く」は、この金鍔の焼き方に直結しています。

梅ぼ志飴(うめぼしあめ)は安政年間の創製。鋏で切った紅色の飴が三角形になり、その姿かたちが梅干しに似ていることから、江戸っ子が「梅ぼ志」と呼んだのが名の由来です。梅は入っていません。名づけたのが店ではなく客だった、というところに江戸の空気があります。(出典:同上)

日本橋と和菓子——町が育てた菓子舗

江戸の日本橋は五街道の起点であり、魚河岸を抱えた商いの中心でした。人とお金と情報が集まる場所には、進物や手土産の需要が生まれます。日本橋に和菓子の老舗が集まっているのは偶然ではなく、町の機能がそのまま菓子屋を育てた結果です。榮太樓總本鋪が屋台から日本橋の店へ、という道のりをたどったことも、その文脈に置くとよく分かります。

同じく江戸から続く和菓子の老舗としては、銀座の萬年堂本店、浅草の梅園もこの連載で紹介しています。餡への向き合い方を読み比べると、店ごとの個性がはっきり見えてきます。

買う・訪ねる

老舗フェスティバル2026 by agataJapan

日本橋の老舗が集まる一日、「老舗フェスティバル2026 by agataJapan」を開催します。東都のれん会をはじめ全国の老舗の逸品が並ぶマルシェ、伝統工芸のワークショップ、酒蔵の飲み比べ、当主が登壇する老舗サミットなど。2026年は各店の代表商品に加えて、この日だけの「Something Special」が登場します。

よくある質問

榮太樓總本鋪の創業は何年ですか?

文政元年(1818年)の創業です。日本橋に店を構え屋号を「榮太樓」としたのは安政4年(1857年)のことです。

「梅ぼ志飴」に梅は入っているのですか?

入っていません。鋏で切った紅色の飴が三角形になり、その姿が梅干しに似ていたことから、江戸っ子が「梅ぼ志」と呼んだのが名前の由来です。

屋号の「榮太樓」の由来は何ですか?

3代目・細田安兵衛の幼名「栄太郎」に由来します。

チャンネル「日本の老舗」について

この動画は、スターマーク株式会社が運営するYouTubeチャンネル「日本の老舗」の連載「五つの奥義(The Five Inner Secrets)」の一本です。ナレーションはセイン・カミユさんが務めています。

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