経新堂 稲崎 表具店

創業 天保8年(1837年)

江戸時代から受け継がれる技術で表具に命を吹き込む

掛け軸や額、屏風などの表具の製作や修復を扱う、天保年間から続く表具店。表具店そのものの歴史は古く、奈良時代にはすでにさまざまな仕事を手掛けていたと言われています。しかし、かつては数多くあった表具店も戦後には50軒にまで減少、現在では5軒ほどしか残っていません。そのなかでも経新堂 稲崎は、「大経師」の称号を得て朝廷に仕えていた唯一無二の存在です。

主な仕事内容としては、掛け軸や額、屏風、ふすまなどをつくったり、お茶室のしつらえをしたり、さらには美術品や工芸品の保存修復などがあげられます。特に、美術館に保管されているような作品のメンテナンスを得意とするのが、経新堂 稲崎の強み。確かな技術で修復をすれば、以降100年以上そのままでも保存できるような形に蘇らせることができるそうです。

今の時代、機械でも製作できますが、化学のりを熱で圧着してつくると、どうしても長い年月はもたないことが多いそう。一方、古糊(ふるのり)を使い、厳選した和紙を使って、熟練した職人の手で作り上げた表具は、末永く後世まで残していけます。

今後は伝統の技を若い職人たちに伝えていくと同時に、着物や帯の布をリメイクした掛け軸など、現在のライフスタイルに合わせた提案にも力を入れるなど、表具のさらなる普及に努めています。

沿革

天保年間(1830~1843年)、江戸城に近い元大工町(現在の日本橋2丁目)に創業。屋号は「表具師 稲崎」、店主は代々「新八(しんぱち)」名を襲名していました。その後、東京大空襲で店が全焼したため、現在の店舗がある日本橋浜町に移転。店名を「経新堂 稲崎」として現在に至ります。

注目のこの逸品

色紙掛け軸

5,500円~

多種多様な裂地の中から、お客様のリクエストや持ち込まれた絵、書にピッタリのものを選び合わせ、古糊を使って柔らかくしなやかな仕上がりになるよう手掛けていきます。同じものは二度とつくれない、そのセンスと感性は、選ばれし職人にしか出せない味わいです。

スポット概要

住所東京都中央区日本橋浜町2-48-7
電話03-3666-6494
営業時間9:00~18:00
定休日日曜・祝日
支払い方法現金
外部リンク公式ホームページ
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