日本橋室町のメインストリートに暖簾を掲げる山本海苔店は、嘉永2年(1849年)創業の海苔専門店です。世界で初めて味附海苔を作った店としても知られています。パリッとした歯ざわりのあとに口の中でふわりとほどけ、うま味と香りが広がる——その口どけをどう作っているのか。動画「五つの奥義」で当主が語ります。
動画の見どころ(タイムスタンプ)
全編9分49秒。五つの奥義は次の順で登場します。
- 03:59 奥義一、焼きたての海苔の風味——海苔は焼きたてが一番おいしい。その前提をどう商品に落とすか。
- 04:40 奥義二、170年以上引き継がれる目利きと舌——数字では測れない、人の感覚による選別。
- 05:33 奥義三、持続可能な海苔産業——産地と漁場をどう次に残すか。
- 07:07 奥義四、舌で楽しみ目で楽しむ——味だけでなく、見た目や体験も商品のうち。
- 09:09 奥義五、老舗の革新——170年続けるために、何を変えてきたか。
山本海苔店の創業は何年か
創業は嘉永2年(1849年)。初代・山本徳治郎が日本橋室町の現在地に海苔の専門店を開いたのが始まりです。以来170年以上、創業の地で商いを続けています。(出典:山本海苔店公式サイト/Wikipedia「山本海苔店」/2026年9月24日確認)
味付け海苔は誰が作ったのか
明治2年(1869年)、山本海苔店が味附海苔を創製し、宮内省(現・宮内庁)の御用達を賜りました。いまではコンビニのおにぎりから朝食の食卓まで当たり前にある味付け海苔ですが、その出発点は日本橋のこの店にあります。(出典:Wikipedia「山本海苔店」/2026年9月24日確認)
代表商品は最高品質の焼海苔「梅の花」。贈答の定番として知られています。
江戸と海苔——「浅草海苔」はなぜ浅草の名なのか
江戸時代、東京湾では品川沖から大森にかけての浅い海で海苔の養殖が盛んに行われました。採れた海苔を紙のように薄く漉いて干す「板海苔」の技法が広まり、江戸の名産になります。それが「浅草海苔」の名で流通したのは、浅草が海苔の加工と取引の集散地だったためと伝えられます。産地の名ではなく、商いの場の名が商品名になった——これも江戸らしい話です。
東京湾の海苔養殖は高度経済成長期の埋め立てとともに姿を消しましたが、海苔を選び、焼き、商う技術は日本橋に残りました。動画の奥義三「持続可能な海苔産業」は、産地が変わっても続いていくこの商いの話でもあります。
買う・訪ねる
- 公式サイト:山本海苔店
- お取り寄せ:老舗通販.net の山本海苔店のページ
- 文字でも詳しく:agataJapan.tokyo の山本海苔店 日本橋本店
- 日本橋本店:東京都中央区日本橋室町1-8-3 室町NSビル1F/営業時間 10:00〜18:00(手巻き YAMAMOTO は11:00より)。東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」B6出口より徒歩1分。(出典:公式サイト 本店のご案内/2026年9月24日確認)
- エリアで探す:東京都の老舗/連載一覧:動画で見る日本の老舗
老舗フェスティバル2026 by agataJapan
日本橋の老舗が集まる一日、「老舗フェスティバル2026 by agataJapan」を開催します。東都のれん会をはじめ全国の老舗の逸品が並ぶマルシェ、伝統工芸のワークショップ、酒蔵の飲み比べ、当主が登壇する老舗サミットなど。会場の福徳の森は、日本橋室町の店々から歩いてすぐの場所です。
- 日時:2026年10月3日(土)10:00〜18:00
- 会場:福徳の森・仲通り周辺(東京都中央区日本橋室町2-5-10)
- 詳細:老舗フェスティバル2026 特設ページ
- チケット:老舗通販.net の特設ページ
よくある質問
山本海苔店の創業は何年ですか?
嘉永2年(1849年)の創業です。初代・山本徳治郎が日本橋室町の現在地に海苔の専門店を開きました。
味付け海苔はいつ生まれたのですか?
明治2年(1869年)、山本海苔店が味附海苔を創製し、宮内省(現・宮内庁)の御用達を賜りました。
日本橋本店はどこにありますか?
東京都中央区日本橋室町1-8-3 室町NSビル1Fです。東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」B6出口より徒歩1分、営業時間は10:00〜18:00です。
チャンネル「日本の老舗」について
この動画は、スターマーク株式会社が運営するYouTubeチャンネル「日本の老舗」の連載「五つの奥義(The Five Inner Secrets)」の一本です。ナレーションはセイン・カミユさんが務めています。
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