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田中卒塔婆WORKS|創業1912年、樅の卒塔婆と樅100を四代目が語る【動画】

お墓の後ろに立つ細長い木の板——卒塔婆(そとば)を、あなたは見たことがあるはずです。あの板が、どこで、誰の手で作られているかを考えたことはあるでしょうか。東京都西多摩郡日の出町。良質なモミの木が産出されたこの土地では、約300年以上にわたって卒塔婆づくりが受け継がれてきました。

その伝統を担う一社が、大正元年(1912年)創業の田中卒塔婆WORKSです。日の出町は卒塔婆の出荷が全国の60%以上を占めるといわれ、同社の製品は多くの寺社仏閣から信頼を寄せられてきました。そして近年、四代目は長年培った加工技術を暮らしの道具へと転じ、新ブランド「樅100(もみ100)」を立ち上げます。

YouTubeチャンネル「日本の老舗」の【五つの奥義】シリーズでは、四代目・田中康太さんが、卒塔婆づくりで磨いた技術をどう新しい製品へつないだのかを語っています。動画とあわせて、モミという木の性質と、日の出町の産業の背景を整理しました。

美しさが際立つ!モミの木を使った製品で新ブランドを展開【田中卒塔婆WORKS】(YouTubeチャンネル「日本の老舗」)

公開日:2024年3月6日/再生時間:13分29秒

動画の見どころ

  • 卒塔婆の製造工程——モミの丸太が、墓前に立つ一枚の板になるまで
  • なぜモミなのか。針葉樹のなかでモミが選ばれてきた理由
  • 日の出町が卒塔婆の産地になった地理的な背景
  • 卒塔婆づくりの技術を、暮らしの道具にどう応用したか
  • 新ブランド「樅100」の製品——米びつ、まな板、精油が生まれるまで
  • 四代目として、伝統産業の次の100年をどう描くか

※この回の概要欄には章立てのタイムスタンプがないため、見どころを箇条書きで示しています。

田中卒塔婆WORKSとは——創業は何年か

創業は大正元年(1912年)。もともと有限会社田中忠一塔婆店として、卒塔婆の製造・販売を始めました。現在は4代目の田中康太さんが代表を務めています。所在地は〒190-0181 東京都西多摩郡日の出町大久野3091。卒塔婆や御札、護摩木を自社で製造し、直売と全国発送を行っています。(出典:田中卒塔婆WORKS公式サイト、agataJapan.tokyo、2026年9月28日確認)

公式サイトで田中さんは「私は四代目として、幼い頃から祖父や父の仕事を間近で見て育ちました」と語っています。工場の音と木の香りのなかで育った人が、そのまま家業を継いだかたちです。

卒塔婆とは何か——語源はサンスクリット語

卒塔婆は、サンスクリット語のストゥーパ(stūpa)を音写した言葉です。もとは仏舎利を安置して供養するための建造物を指し、日本の仏教では、故人を供養するために墓地で用いられる木の板をこう呼ぶようになりました。石造りの塔が木の板へと姿を変え、法要ごとに新しく立てられる——だからこそ、卒塔婆には安定した供給と一定の品質が求められます。(出典:Wikipedia「卒塔婆」、2026年9月28日確認)

つまり卒塔婆づくりは、信仰を支える裏方の仕事です。派手さはありませんが、途切れさせてはいけない。100年を超えて続いてきた理由は、そこにあります。

モミという木の性質——なぜ暮らしの道具に向くのか

モミはマツ科モミ属の常緑針葉樹です。消臭・防虫・抗酸化、調湿、微香性に優れ、白く清らかな木肌から神聖・審美的な木材としても扱われてきました。針葉樹が放つフィトンチッド成分には、カビや黒ずみを抑えるはたらきがあるとされます。卒塔婆に適した木が、そのまま台所の道具に適している——これが「樅100」の出発点です。

ブランドコンセプトは「樅の木の有効成分にカタチを与え、暮らしに役立つ製品を提案する」。原材料はカナダ産をはじめ、製品に合わせて厳選したモミを使い分けています。公式サイトには「上質な樅の卒塔婆製作を通じて樅に触れてきた百有余年を礎に」と記されています。(出典:樅100公式サイト、agataJapan.tokyo、2026年9月28日確認)

何が名物か——樅100の製品

  • 米びつ……29,700円。モミの集成材製。内部の角の受け皿に残り少ないお米が集まる設計で、フタはスライド式、指一本で開閉できます
  • まな板……16,500円。モミの無垢材で、柾目(まさめ)の木目が美しい一枚。付属スタンドで斜めに立てられるため水切りが早く、衛生的です
  • バルサムファー精油 10ml……1,540円。バルサムモミのエッセンシャルオイル。樹木系の爽やかな森の香りです
  • 消臭・防虫・調湿材(かまぼこ)……生活感を出さずに置けるかたちの調湿材
  • 絵馬守……神聖な樹木とされる樅のお守り
  • 卒塔婆・御札・護摩木……創業以来の本業。寺社向けに全国へ発送しています

※取り扱い商品と価格は時期によって変わります。最新の品揃えは老舗通販.netと公式サイトでご確認ください。(2026年9月28日確認)

買う・訪ねる

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老舗フェスティバル2026で全国の老舗に会える

agataJapanでは毎年、日本が世界に誇る老舗の技術と文化に触れられるイベント「老舗フェスティバル by agataJapan」を開催しています。2026年は日本橋で開催します。

  • 日時:2026年10月3日(土)10:00〜18:00(予定)
  • 会場:福徳の森・仲通り周辺(東京都中央区日本橋室町2-5-10)
  • 入場:無料(飲食・セミナーなどは別途費用)
  • 内容:老舗・ご当地マルシェ、伝統工芸ワークショップ、全国の酒蔵による日本酒の飲み比べ、老舗サミット、ステージパフォーマンスほか
  • 詳細:老舗フェスティバル2026 by agataJapan
  • チケット・特設ページ:老舗通販.net 老舗フェスティバル2026特設ページ

会場に隣接する福徳神社は、古くから商売繁盛の祈願で親しまれてきた神社です。老舗の逸品を手に取りながら、日本橋の歴史と文化に親しむ一日をお過ごしください。

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YouTubeチャンネル「日本の老舗」

この動画を公開しているYouTubeチャンネル「日本の老舗」では、創業100年を超える老舗の当主に、老舗を老舗たらしめる「五つの奥義」を語ってもらうインタビューシリーズを配信しています。ほかの回は動画で見る日本の老舗からご覧ください。

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